瞑想–まず始めに

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~ シュリ・チンモイ 著書「瞑想-人間の完成と神の満足」より


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 スピリチュアルな観点から言えば
神の探求者はすべて初心者<ビギナー>だ
止むことなく常に前進したいと思った瞬間に
永遠のビギナーとなる

 まず始めに

スピリチュアルな観点から言えば、神の探求者はすべて初心者<ビギナー>だ。ビギナーとは、絶えず、もっと神聖なもの、もっと光り輝くもの、もっと満ち足りたものになっていきたい、と云う内的な渇望を持った人のこと。

止むことなく常に前進したい、自分自身を超え、絶えず超越し続ける〈彼方〉に入っていきたいと思った瞬間から、あなたは永遠のビギナーとなる。

もしあなたがまったくのビギナーなら、スピリチュアルな本かあるいは聖典を何冊か読むことから始めてみるのがいい。そこでインスピレーションを得ることが出来るからだ。

自分の信頼出来る霊性の師<スピリチュアルマスター>の本を読みなさい。最高の意識の高みに到達した師<マスター>は確かに存在する。

この人たちが書いた本を読めば、必ずインスピレーションがもらえるはずだ。反対に、大学教授や学者、まだ光明を受けていない人などが書いた本は、勧めない。

〈真実〉を悟った者だけが〈真実〉を示す力があるからだ。さもなければ、盲目の人が盲目の人を導いているようなものだ。

5またすでに瞑想をある程度経験してきた人たちと交流するのもいい。彼らはあなたを教える立場にはないかもしれないが、インスピレーションをもらうことは出来る。

その人たちが瞑想している間ただ脇に座っているだけでも、あなたの内面の存在は、無意識のうちに瞑想する力を得ることになる。

別に何かを盗っているわけではない。意識的にはわからなくても、内面の存在がその人たちに助けてもらっていると云うことだ。

始めは瞑想と云うことも考えなくていい。ただ、一日のうち決まった時間を設け、自分を落ち着かせ、静かにする時間を持つこと。

そしてこの時間は他の誰のものでもなく、自分自身の内面の存在のためのものなのだと思ってみなさい。規則的に行うことが最も大切だ。決まった時間に一定の練習<プラクティス>をする必要があるのだ。

 

毎日学ぶべきことはたった一つ
どうしたら心から幸せでいられるか、と云うこと

 

~ シュリ・チンモイ 著書「瞑想-人間の完成と神の満足」より

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